石楠花の花にはまだ早かったが、岩ガ峰についた。先ほどまでは多少メジャーなルートになったのかな? と思ってたけど、相変わらず岩ガ峰の看板はボロボロ。木にしっかりと付けられているだけまだましか。ちょっと小休止して先に進む。
すぐ先の池は水が枯れていてまるでヌタ場のよう。こちらも咲き遅れたのだろうか、ちらほらアカヤシオの花も出迎えてくれた。ちょっと進むと急坂。釈迦ヶ岳の稜線への直登ルートだ。ここは左へ折れていつもの沢に向かう。ガスの中、沢を渡って踏み跡なのか獣道かというような滑りやすいザレ場の急登を登っていくと稜線だ。いいタイミングで三池岳方面から歩いてくる人に出くわす。何もないところからいきなり稜線に出てきたもんだから、この人どこ登ってきたんだ?というような顔されちゃったよ。よくよく見れば朝露で泥だらけ。さ、とりあえずは釈迦に向かうか・・・。
岩ガ峰に到着。しっかりと木に縛られている。
いつのも池は枯れてしまっている。
満開はとうの昔。しかし花を見ることができただけでもいい。
赤テープの方向が釈迦への直登ルート。ここは右手へ。
大きな沢を渡る。落石がないか注意。
釈迦の稜線に着いた。ガスが濃くて湿っぽい。
釈迦ヶ岳に到着。いつもの三角点。
一登りして釈迦ヶ岳山頂に到着した。先客は2名。ガスで未だ景色は望めないし、谷から登ってくる風でコンディションも良いとはいえない。まあ、この時期はいつ来てもこんなもんだ。この先はというと・・・
まあ、鉄板だけど段木において一服し、稜線に戻って三池岳でご飯食べて下りようか。でもここまで来たのだから段木から尾根伝いに下りていくルートも確認しておきたい。以前は途中でルートを見失い、強引に谷を下りたものの、す~さんがベソをかいてしまう羽目になってしまった。
(詳しくは2012年「す~さんの【折山】参照)
この後は天気と相談して決めるか。
ここは1,000mちょっとしかないんだなあ。でも岩ガ峰のルートはなかなか登り甲斐があるし、何といっても人があまりいなくて静かなのがいい。
長居はせず、このまま稜線を三池岳方面へ。
なかなかガスが晴れない。時折谷からまだ風が上がってくる。段木は周りに何も無いから風が吹くとノンビリはできないな。まだ残っていた花を楽しみながら稜線を歩いて行く。段木の分岐を見落とすのも鉄板。案の定、おかしいなと思っていたら、目の前には見覚えのある光景。あらら・・・知らぬ間に中峠まで来ちゃったよ。
オオカメノキの花だったっけ?
鈴鹿にいっぱい馬酔木の花。
朝露に濡れたアカヤシオの花。新葉が出てこれから夏に向かう。
景色が開けた。三池岳へ続くルートが見える。天気のいい日に景色を楽しみながらこの稜線を歩くのがとても爽快。
谷はザレているけど登山道は安全。
うっかりすると見落としてしまいそう。南峠の表示。
なんか見たことのない指導標が現れた。以前あったっけ?
ここのピークが仙香山というそうな。標高は983m。
少しづつガスが晴れてきた。これもいつものこと。のんびり進んでいくとどこかで見た風景。いつの間にか中峠まで来てしまった。いつもの如く段木の分岐を見落としてしまった。戻るか、このまま三池岳まで行くか・・・戻ろう(即決)。