片知山

初心者の気持ちで

  
  
片知山

帰りは来た道を引き返す。滑らないように念のためアイゼンを装着。

あまり長居するとどんどん体が冷えてくる。帰りは滑らないようにアイゼンにチェンジして下山。左手には木々の向こう側に御嶽が見えている。あれは噴煙だろうか、一時よりもかなりおさまったようにも見える。

す~さんはお腹も満たされ体力も回復したのだろう、順調に下ってくる。凍った岩場も難なくクリア。帰りは登り返しがないので多少は楽かな? と思っていたが、やはり三か月のブランクは大きかったようだ。

順調に下っていくと、ちょっとおかしいことに気付く。このまま真っ直ぐ行くと前回間違えたルートだ。右手下を覗くと木々の間かすかに岩屋観音堂が見えている。危うくまた間違えるところだった。

  
片知山

途中で写真を撮るす~さん。

片知山

静かな雪山は久しぶり。

片知山

凍った岩も慎重にいけば問題ない。


  

岩屋観音堂でアイゼンを外す。ここからは下るだけ。しかしこれが曲者だった。

雪は更に緩くなって、一歩一歩足を出す度に埋まってしまう。体を支えるのに負担がきたのだろうか、足がつってきた。沢の手前でちょっと小休止。やはり三か月間鍛えていなかっただけに、筋力もかなり落ちていたようだ。この先も立ち止まってマッサージを繰り返しながら下っていく。す~さんに迷惑かけてしまった。

斜度が緩くなってからは足を一歩一歩ゆっくりと出して歩いていく。今日はこれ以上きつい山は無理。ましてや瓢ヶ岳ピストンなんてとてもじゃない。

片知山

雪がかなり緩くなってきているので何度も尻餅。

  
片知山

沢のところまで下りてきた。ちょっとここで休憩頼む。

片知山

す~さんも休憩。若いだけあってブランクも何のその。

片知山

天気は良好。年末にもう一回寒波が来るだろうか。


  

休憩を繰り返しながら杉の植林帯を下っていく。足元の雪はゆるゆるだ。堰提からちょっと下ると登山口。無事に帰ってきたが足はパンパン。改めて現在の自分の体力と筋力が堕ちまくっているのを見に染みて思い知らされることとなった。そして納古山に引き続きす~さんの足を引っ張ってしまった。

来年は山登りを始めて12年目。いろいろハードな山行をこなしてきたが、思えばたかが12年。山行の数も少なく、まだまだ初心者の域を脱していない。

再度初心に返ってみる必要があるのかも。山行もほとんどがソロ。これからもガツガツせずにいきたい。何よりも登山は安全が第一だからね。

  
片知山

斜度は緩くなってきた。あとはゆっくり下ろう。

片知山

堰提まで来た。登山口はすぐそこ。

片知山

登山口から入ってすぐの鉄の橋。足はパンパンだ。

  
片知山

無事下山。登山口に到着。

片知山

今年最後(?)のサムアップ。お疲れさまでした。

片知山

神社で手を合わせる。今年一年遭難事故がなくてよかったことに感謝。


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