2014年の登山を振り返ると出だしはよかったものの、4月からはさっぱり。9月に毎年恒例の北アルプス山行を成し遂げたものの、あれから三か月、全く山には行っていない。実は10月にアッちゃんと雨飾山に登るはずだったのだが、道中事故ってしまい敢無く断念。そして11月、風邪のせいかまた喉を痛めてしまい、気力の低下も重なって仕事納めを過ぎてしまった。
今年の12月は早い時期に大雪が降った。昔、飛騨高山に住んでいた時には普通だったのだが、こちらに帰ってきてからは久しぶりの12月の大雪。さぞ山にも積もり、雪山が楽しめるだろうと思い、今年最後(と思う)の山行で伊吹山に登ろうかと思っていた。しかしちょっと待て。三か月も山に登っていたいと体力もかなり落ちているだろう。ここは無理せず揖斐や美濃の奥山を目指すことに。
でもってす~さんからサクッと登れる瓢ヶ岳なら、ということで瓢ヶ岳に決定。しかしこれが甘かった。篭神社を過ぎてしばらく進むと道に雪が現れた。轍は付いているので、雪でインプレッサの腹を擦りながらゆっくりと坂を上がっていく。途中スリップしながらも頑張ってはみたのだがやはりFFにはキツイ。最上部まで行かなくてもせめてふくべの森から、とは思ってみたが肝心の登山口はまだまだはるか先。路肩に置いて歩くにも距離がありすぎる。とにかくこんなところでスタックしてはたまらんということで、ひたすらバックして雪が無いところでUターン。あれじゃ四駆でもチェーン巻かなきゃ厳しいかもね。
板山神社の近くの路肩から出発。あの凍った道を車で進むのは危険。
急遽目指す山を変更。来た道を引き返し、板山神社奥から片知山を目指す。余裕があるのなら瓢ヶ岳までピストンしてもよかろう。す~さんにとっても納古山以来だ。お互いバテずに登れるかな?
片知山へは二年前に登っているのでルートは確かだ。板山神社横から舗装路を上がっていくと杉林の中に登山道が延びている。雪はうっすらかと思ったが思った以上に積もっている。しかし足が埋まるほどではない。登山道には何日か前だろうか、トレースが付いている。しばらくはこのトレースを追っかけて進むことにしよう。
すったもんだで予定変更にはなったものの、ようやく山に入ることができた。今日はマイペースで。
ここが片知山への登山口。雪はあるかな?
思った以上に積雪。トレースを辿っていく。
杉の植林帯を登っていく。月初めの降雪ではどれだけ積もったのだろう。
す~さんも久々の登山。足元のスパッツもバッチリ。
トレースは深い。思わず前のめり。
マイナーな里山。今日は誰も登らないかな?
トレースははっきりと続いているが、そのまま辿っていくとルートミスまで辿ってしまうことになる。ここはテープや木に付けられた目印も確認しながら進んでいく。沢を渡ってからは道はだんだんと急になってくる。思わずす~さんが掴んだ石はお地蔵様。そういえばこの登山道にはたくさんのお地蔵様が祀られていたっけ。
登山道はジグザグに標高が上がっていく。さすがに額から汗がしたたり落ちる。もうすぐお堂があるはずなのだが・・・。
雪に足を滑らせながら何度も立ち止まり、ひたすら登っていくと、ようやく岩屋観音堂が見えてきた。す~さんもだいぶ疲れている。とりあえずはザックを下ろして小休止。この先山頂までまだまだキツイ登りだ。
沢を渡る。沈しないように気を付けて。
本ルートはこちらでOK。トレースも続いている。
ここからジグザグにちょっと厳しい登り。
登山道に祀られているお地蔵様。す~さんが思わず掴んでしまった。
ようやく見えてきた岩屋観音堂。いや~ここまで疲れたぜ。
す~さんもちょっと疲れたかな?
ここは絶好の休憩スポット。ここでザックを下す。