冬の小津三山シリーズ(って何なんだ?)第三弾。小津権現山から始まり、花房山も登頂。残ったのが雷倉だ。ここはがっつりヤブで有名なところ。この季節はその心配も無いだろう。
何より小津三山の二座は雪の季節に登った。最後の一座も雪のあるときに・・・と軽く考えていたのが甘かった。小津三山の中でもこの山が最も苦労を強いられることになるとは・・・。
登山口は根尾の八谷の集落から。しかし登山口付近に車を停めるスペースはない。通常は八谷橋手前のわずかなスペースに停めるのだが、既に軽自動車が停まっていた。あれ? こんな時期にマイナーすぎる山に登る人もいるんだ。しかしもうちょっと前に停めてくれれば・・・と思いながら、県道に戻り、路肩に停める。あるいたとしても百数十メートル余分に歩くだけだ。
県道脇のスペースに停める。ここの方が余裕があってよかったかも。
八谷橋まで歩いて行くと、釣り人だろうか、川に二人ほど入っている。もしかしたら軽自動車は釣り人かもしれない。
橋を渡り、道なりに舗装路を進んでいく。左手に空き家があり、その横が雷倉への登山口だ。麓から見える山には雪がそこそこありそう。今日はアイゼンだけ持って行く。
しかしこれが裏目に出てしまったとは・・・。
県道から八谷の集落へ。静かなところだ。
軽自動車はこの釣り人の車かな?
八谷橋を渡って登山口へ。バックの山が白いぞ。
この先の廃屋横が登山口。
登山口には看板があるのだが、「倉」の字しか読めない。登山口からはしばらく沢伝いに登っていく。なぜか登山道にはよく水路の上にあるコンクリート製の蓋が続いている。しばらくはこの上を歩いて行くのだが、よくこんな山奥まで水路を作ったもんだと関心。
そのうち水の音が大きくなってくる。と同時に目の前に堰堤が現れた。あれ? この先どちらへ進むのだろう? ちょっと堰堤の方向に歩いて振り返ると、眼下に錆びた鉄の橋が見える。となると、水が流れ落ちている所を下りていくのか? よくよく見るとテープが付けられていたよ。
橋を渡ってそのまま真っ直ぐ進む。進行方向は見上げるほどの急登だ。うへ~いきなりこんなんかよ!! とにかくここを登らないとニッチモサッチモいかない。しかしホントにここでいいのか?
半ば強引に登っていくと、頭上に尾根らしきものが見えてきた。いきなり面食らってしまったが、ここを登り切ると登山道らしきものが上にも下にも続いている。やはり強引に登ってしまったようだ。
まあいいや、これで雷倉へのルートに乗ったぞ。
右の踏み跡の方が広いけど、そちらへは行っちゃダメ。
こちらが雷倉への登山道。
植林帯の中に登山道は延びている。
しばらくはコンクリートの蓋の上を歩いて行く。
堰堤が現れた。この右手には・・・。
水が流れ落ちている所を下りていく。
鉄の橋で沢を渡る。意外にしっかりした橋だ。実は堰堤の方へ行ってもちゃんとルートはあるようだ。これはググってみてヒットしたサイトを参照してみてね。
この先尾根まで直登する羽目になったけど、ここもちゃんとテープを見落とさなければはっきりとした踏み跡に乗ることができる。今回は見落としちゃったよ。
うわ~・・・いきなりの急登かよ!! いや、急登のレベルじゃないぞ。
半ば強引に登る。本当にここでいいのだろうか?
登山道のある尾根が見えてきた。やっぱ強引すぎたようだ。