とりあえずは山頂から少し下ったところで風を遮るところを見つけて軽く食事を取る。頭の上からパラパラと氷の粒が降ってきた。風で木に付いた氷が落ちてきたのかと思ったら、空から降ってきたあられだ。寒いはずだよ。
すると乙妻山方面から一人歩いてきた。てっきりピストンしてきたのかと思ったら、風が強くて引き返してきたという。この先そんなに危ないところなのか?
しばらくすると今度は高妻山から二人組が追いついてきた。一度は乙妻山へと今日も登ってきたという。風も多少はおさまったようだし、足を延ばして乙妻山まで行ってみるか。この先はアッちゃんが先導。いきなり足下の悪い急な下りだ。だ、大丈夫かな?
騒がしい高妻山を過ぎて乙妻山へ。ちょっと険しいらしいが、奥深い秋山を味わってみたいものだ。
いきなり急降下。滑らないように注意。
いやいや・・・帰りはあそこを登り返すのか。
しばらくは急な下りが続く。さすがに後続はいない。
激下りが一段落すると今度は急な登りだ。滑らないように岩の上の登山道を登っていく。登りきると右手の草むらに仏様。あれ? 十で終わりじゃなかったんだ。十の次は十一阿閦。
道は一旦平坦から緩い下りに。前方にUFOの着陸した後(見たことはないが)みたいな窪地がある。その向こうが乙妻山かな。
今度は急な登り。左側はスパッと切れ落ちているが気をつけて登れば大丈夫。
十一阿閦(あしゅく)。一体いくつまであるんだろう?
秋の風景を撮りながら乙妻山に向かう。
今度は緩やかな下り。ちょっと雲も厚くなってきたか。
目の前は乙妻山。しかし目の前になぜか窪地。
それにしても変わった地形だ。
窪地が近づいてきた。どうやらここだけ笹や背の高い草は生い茂っていないようだ。こんな奥深い山の中に不思議な地形。その中を歩いていくと窪地の中にあった仏様。十二大日と書かれてある。
ここを過ぎると乙妻山に向けての最後の登り。息が切れるがあと少しだ。
窪地が近づいてきた。「UFOでも着陸したのか?」アッちゃんも不思議そう。
踏み跡を歩いていくと・・・。
窪地の中程に十二大日(だいにち)。十二番目まで来たぞ。
最後の急な登りだ。雲もかなり流れていったようだ。
登りきった先は山頂。乙妻山まで来たよ。
乙妻山山頂到着。そこでアッちゃんがまたまた叫ぶ!!