黒部五郎岳 ~じぇじぇじぇ~ ~
まだ終わらんよ
北ノ俣岳避難小屋に到着。ここからは何度も小休止を含ませながら帰路を辿る。しかしながら相変わらずのぬかるみの登山道に悪戦苦闘。所々に足を載せる丸太が埋めてあるが、下手に足を乗せるとツルッと滑ってしまう。寺地山への登りもキツイと感じてしまうほど。ここから下っていくとしばらくは平坦だ。
歩き続けた先に往きで見落としていた指導標を見つけた。ここで神岡新道に別れを告げ、飛越新道を下っていく。
ん、ちょっと空が怪しくなってきたか?
避難小屋まで戻ってきた。往きと同様、避難小屋へは行かず。
大したことない寺地山への登りもしんどいな。
寺地山に着いた。ちょっと一息。
これは三角点だね。笹に埋もれている。
道は相変わらず。パンツは泥まみれだ。
神岡新道と飛越新道の分岐に着いた。往きは暗くて見落としていた指導標。
飛越新道はこちら。神岡新道は整備されていないらしい。
何がキツイっていうかというと、往きではほとんど気にしなかったアップダウンだ。体力が消耗してきた帰路では登りは何とも厳しい。しかも途中で雨も降り出してきた。急に降ってきたのでにわか雨か? レインは着ずに折りたたみの傘を出す。一週間前に買った傘が早くも役に立つとは。
雨はすぐやんだが、更に登って下ってをウンザリするほど繰り返す。すると「飛越トンネル すぐそこ」との看板が現れる。眼下には道路が見えている。おお、ようやく戻ってきたか・・・とはいっても「すぐそこ」ではなかった。そこから更にアップダウンを歩くこと15分。ようやく登山口に到着。時刻は17時。何とか明るいうちに戻ってこられた。もうフラフラだ~。
ようやく飛越トンネルの標識が出始めた。
しかし帰りのアップダウンの連続はキツイ。
「飛越トンネル すぐそこ」と書かれてあるが・・・。
眼下には道路。本当にすぐそこと思ってしまうがまだまだ。
き、来た・・・。登山口だ。
山頂にはたどり着けなかったけど、無事戻ってきたことにサムアップ
下山届もキチンと出します。
14時間の留守番ご苦労様。帰りも頼むよ。
今回必要以上にバテてしまい、山頂に立てなかったのは残念だけど、明るいうちに無事に戻ってきたことには満足だ。自分にナイスな判断だったと言いたい。しかし足下は泥だらけ。今回はソロだったけどアッちゃんと登っていたら多大な迷惑をかけていただろう。
日帰りのレベルにしては新穂高~槍ヶ岳、新穂高~奥穂高岳もきつかったけど、今回はこれらを越えてると思う。しかしやっぱ悔しい。
「まだだ、まだ終わらんよ。」とつぶやきながら、赤いモビルスー・・・、いや、赤いインプレッサに乗り込み帰路に着くのであった。