避難小屋から残雪の上を歩いて下山する。一度登ってきたところだし、トレースも何とか確認できるのでとりあえずは安心だ。
雪も無くなり、水場を過ぎて鬱蒼とした樹林帯の中を下りていく。ようやく視界が開けた。
あちらが三角点のある方向。広河原ルートも登ってみたい。
さて、登ってきた道を戻りますか。
雪があっても大丈夫。どんどん下りていく。
登っている時はほとんど気にしていなかったのだが、左手や前方の景色を気にして見ていくと、往きで見えなかったものが見えている。
まずは木々の間からの御嶽。山頂避難小屋から見えたことは見えたのだが、木々が邪魔で撮影ができなかった。ここまで撮れたのならラッキーだね。
更には先ほど山頂避難小屋からも見えた中央アルプス。ちょっと南下したので避難小屋からの写真と比べるとわずかに角度が違うね。(当然か・・・)
最後には目の前に南アルプスだ。北は悪沢岳から南は深南部まで連なっている。さすがに今日は南アルプスは無理だと思っていたが、これだけの景色なら十分。
それにしても雲を見ると夏の空だよね。
順調に下山。斜度がきつくないから足への負担も少ない。グルーっと尾根を巻いていくと野熊ノ池が見えてきた。往きに決めたとおり、ベンチに座ってしばし休憩。暑くもなく、寒くもなく、登山には絶好の季節だ。
休憩後も順調。往きで獣の声を聞いたところは鈴を手に持って鳴らしながら進む。どうやら既に山の中に入っていったようで、気配はほとんど無い。営林署の小屋を過ぎ、登山口の看板まで無事辿り着く。
野熊ノ池に到着。ここで小休止。
避難小屋にも立ち寄ってみる。
順調に下っていく。獣の気配もない。
このままなら早い時間に下山できそう。
営林署小屋に到着。
でもって登山口の看板に無事到着。あとは林道を歩くだけだ。
木漏れ日の差す林道を登山口に向けて歩く。無事に登山口に到着。既に一台は帰ったようだ。今日は急に中央アルプスが見たくて登った訳だが、目的の中央アルプスだけでなく、南アルプスまで見ることができて大満足だ。
それにしても恵那山はどっしりしてて雄大な山だが、比較的登りやすい山だ。登山を始めた人も、ステップアップに2,000m越えどうだろう?
しおれかかっているが、林道脇に咲いていたミヤマケマンの花。ケシ科の植物だ。
林道歩きも快適快適。
前方に登山口のゲートが見えてきた。
今日の山行終了。今日も無事に下山した。
恵那山は初心者でも十分楽しめるけど、必ず経験のある人と一緒に登ってね。