戸隠山~西岳周回

キノコの森を歩く

  
  

先程までと比べてとてもなだらかな道になった。もうこの先はゆったりと歩くだけ。急にアッちゃんが叫ぶ。

「あの白いの! 何だ?!」

よくよく見ると、頭上の木に径20cm以上はあるだろうか、白い毛だらけのグロテスクな物体がくっついている。キノコの一種だろうか? 後から調べてみたら、ヤマブシタケというキノコだった(恐らく)。ヤマブシタケは今でこそ人工栽培されているものの、食用はもちろん漢方薬にも用いられ、天然物は貴重品だったらしい。しかも今回見つけたのは極めてビッグサイズのものだ。

どうもここら辺はキノコの森らしい。先ほどは径30cmほどのサルノコシカケがいっぱいあったし、そこら中に様々な種類のキノコが自生している。

  
戸隠山~西岳周回

ビッグサイズのヤマブシタケ。天然物は貴重らしい。

戸隠山~西岳周回

真っ赤に色づいたイワカガミ。

戸隠山~西岳周回

登山道は平坦になった。あとは鏡池を目指して歩くのみ。

  
戸隠山~西岳周回

キノコの森を進む。アッちゃんが次に見つけたものは・・・。

戸隠山~西岳周回

「マリオのキノコだ!」
ベニテングタケの幼菌だね。

戸隠山~西岳周回

古びた登山道の看板。ルートは外れていないようだ。


  

急に視界が開けた。今までの深い樹林帯からようやく抜け出たのだ。ここは天狗原。もともとは牧草地だったのだろうか、原っぱが広がっている。振り返るとP1が見える。その左側には・・・順番からするとP2、P3だろうか。

それにしてもここから見上げるP1尾根はとても険しい。今回はP1からの下りだったが、逆となるとまた厳しい山行となっただろう。

戸隠山~西岳周回

急に視界が開け、天狗原の牧草地に出た。

戸隠山~西岳周回

「西岳登山道」の古びた看板が木に付けられている。

  
戸隠山~西岳周回

天狗原で振り返るとP1から続く稜線が見える。

戸隠山~西岳周回

これがP1。あのてっぺんから下りてきた。

戸隠山~西岳周回

恐らく右からP2、P3と続くのだろう。

  
戸隠山~西岳周回

戸隠西岳連峰と名付けられた稜線。奥裾花自然園にある看板には、P1から左へP2、P3。更に爺さん、婆さん、一夜山と名前が付けられているとか。


  

しばらく進むと沢が左から合流してきた。アップダウンはほとんど無いが、かなり疲れてきた。しかし道も一部泥沼と化し、何度か泥に埋もれてしまう羽目になる。

途中で沢を3度渡る。道は沢に沿って続いているが・・・野生の勘が働いたのだろうか、アッちゃんにルートの確認をしてもらう。すると・・・。

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沢に合流した。ダイレクト尾根側からの不動沢だ。

戸隠山~西岳周回

沢を渡るアッちゃん。コケることはないよ。


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