岩の壁に設置された鎖を頼りにトラバースしていく。落ちないように・・・。
「無念の峰」をクリアしたら再度激下りが始まる。鎖を下ってトラバースを何回も繰り返し、どんどん高度が下がっていく。辺りはこれまでと同様に所々色づいた木々が点々としている。さすがに回りの山々が高くなり、高度感は薄れてきたようだ。
長い鎖場を下りてきたところでちょっと小休止。先ほど食べきれなかった食事の続きだ。10月半ばにしては気持ちのいい暑さだ。週末なので奥社は人で一杯だろう。しかしここはほとんど人が来ないので、ノンビリできるね。
まだまだ続く鎖場。しっかりホールドを確認して。
こんなところでも鎖に頼らなくても大丈夫だ。
たまに何処に着地してよいのかわからなくなるが、登山道は明確だ。
ここを下りたところで小休止としよう。
本院岳ダイレクト尾根。形はまさにジャンダルム。
紅葉もこの標高ならまだまだ楽しめるようだ。
鏡池が見える。あそこまで行く訳だが・・・まだまだ先は長いなあ。
ダイレクト尾根をバックに紅葉を撮影。
百間長屋を思わせる独特な形状の岩。ここをトラバースしていく。
何でもないトラバースで鎖に振られてしまった。集中力が切れてたのか!
アッちゃんは無事クリア。着地がちょっと難しい。
更に岩場を下りていく。その着地地点にあったものは・・・。
20分ほどの休憩の後、再度下っていく。途中のトラバースで鎖を掴んだ途端、大きく体を振られてしまった。アビナイアビナイ。一瞬ヒヤッとしたが、もしかしたらと頭の中にあっただけまだマシだった。しかしこんなところで集中力を切らしてはいけない。「ブれんじゃねぇ!」と自分に言い聞かせながら、再度気合いを入れ直す。
この後長い鎖場を下りると、「熊の遊び場」の看板が現れた。看板は「能の遊び場」となっているが、「,,,,(れんが)」を忘れてるね。しかしこの山は随所で獣の臭いがしている。猿程度ならまだしも、熊にでも出くわしたら大変だ。この山に入るには熊鈴は必携。
「熊の遊び場」からはさほど危険な場所は無いはずだ。明るいうちに到着したいので、先を急ごう。
「熊の遊び場」に到着。看板は「能」になってるけど、「熊」の間違いだね。
木々の間から飯綱山と鏡池。一気に高度が低くなったのが実感できる。
紅葉もここまでか。この後登山道は樹林帯に入っていく。
ダイレクト尾根も眼下にあったのが見上げるようになった。
「熊の遊び場」まで下り周囲を見渡すと、P1から短時間で一気に高度が下がったことを実感できる。ここからは通常の登山道・・・と思ったら、鎖場が現れた。ここは地面が脆いので、注意して下る。
下った先から登山道はなだらかになり、樹林帯の中に入っていく。
随所で岩場は浸食されている。独特の地形だ。
最後の鎖場。ちょっと地面が脆いので注意して下る。