カナクズ山

十二社神社へ

  
  

「カナクズ山」という山をご存じだろうか? ネットの地図を見ると、関市と美濃加茂市と坂祝町の境になぜか必ず名前が出てくる。(例えば→google map

7月に御嶽登山の集合場所をこのカナクズ山のすぐ西にあるサークルKにしたとき、アッちゃんから「カナクズ山登ったことは?」と聞かれた。やはり集合場所を調べた際に目についたらしい。しかし自分の住んでいるところからすぐ近くなのにもかかわらず、登ったことはもちろん、登ろうと思ったこともなかった。

最近は天気がとても不安定。まるで梅雨に逆戻りしたかのような天気が続いているため、さすがに遠出は控えている。しかしカナクズ山なら裏山感覚で登れそうなので、リクエストに応えていっちょ登ってみるか、という感覚で出かけることにしたが・・・これがそもそもの間違いだった。

お昼に地上アナログ放送終了を見届けてから自宅を出る。出発点はサークルK西田原店。ここから県道345号を坂祝へ向かう。100mほどですぐに坂祝町。ここから深萱の十二社神社を目指して一般道をしばらく歩く。このまま舗装路をあるいていてもつまらないので、ちょっくら脇道へ道草。

目の前に溜池が見えてきた。池に沿って山の中に怪しい道が続いている。またに機会に確かめてみよう。溜池のすぐ横には八幡神社。この名前よく覚えておいてね。

  • 目の前にそびえるカナクズ山。近くにあるのに登ったこともない。

  • 溜池の横から山の中に道が続いている。どこへ行くのだろう?

  • 八幡神社。実はここからも怪しい道が山の中に続いていた。


八幡神社からお寺を過ぎた辺りで地元の人に十二社神社への道を教えてもらう。間もなく十二社神社に到着。それなりに立派な神社だ。入り口には駐車のための空き地があり、隣にはどこかの社宅だろうか、廃墟となったアパートが建っている。

石の階段を上っていくと・・・あれ? 建物の下をくぐるのか? そのまま床下へ潜るが如く進んでいくと、先に出口がある。出口から出て振り向くとそこは立派な舞台だった。後から調べたら、ここは正式には「深萱十二社神社」といい、下をくぐったのは岐阜県の有形民俗文化財に指定されている農村舞台だった。4月に深萱十二社神社祭りが催され、「浦安の舞」が奉納されるという。

農村舞台から更に石段を登っていくと祠で行き止まりになる。さて、ここからどう行けばよいのか・・・?

  • 十二社神社に着いた。ここも立派な神社だ。

  • 駐車場といっても草の生えた空き地。隣には廃墟と化したアパート。

  • 石段を登っていくと大きな建物が行く手を遮っているが、入り口が開いてるぞ。

  • 建物の床下。すぐに出られそうだ。

  • 振り返るとそこは県の有形民俗文化財の農村舞台だった。

  • 石段を更に登るが、この先祠で行き止まりとなってしまった。


再び下りてまた登ってを繰り返しているうちに祠の左手に怪しい踏み跡を見つけた。う~ん、これはわからなかった・・・。ダメ元で進んでみると確かに踏み跡が続いている。そればかりか赤テープまで現れたということは、誰かが通ったことがあるんだろう。

そのまま踏み跡をたどっていくとやけに赤テープがそこら中に巻いてある。どうやら下から延びてくるルートに合流したようだ。ここから先は丸太で階段が作られており、(恐らく)山頂へと続いている。ちゃんとしたルートは造られていたんだ。

  • 祠の左手奥にはドラム缶。その先に薄い踏み跡が続いている。

  • 踏み跡に沿って進む。赤テープもそこら中で見られる。

  • 正規(?)のルートに合流。丸太の階段を登る。


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