アルマヤ天

二羽の烏

  
  

往きのペースを考えると、余裕で継子岳に戻れそうだ。足下に十分注意しながらアルマヤ天を離れる。思えば天狗が祀られている山であり、誰も近づくことはない。山頂の岩塊は荒々しい赤茶けた溶岩の塊となれば近寄り難い山かと思っていたが、山頂の祠を見たときは優しく歓迎されたかのようにも思えた。御嶽は登山道は厳しいが、それぞれの峰や頂上はどこも優しく迎えてくれるように感じてしまう。

帰路は往路の逆を辿る。五ノ池小屋から岩のトンネルを経て継子岳へ。途中針の山で転んだお父さんがいたが、よそ見して転んでしまったと笑っていたので大丈夫だろう。

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    石を伝って下りる。左手は急な谷なので危険。

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    辿った道を避難小屋に向けて戻る。

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    振り返ると飛行機雲をバックに青空にそびえるアルマヤ天。

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    五ノ池小屋に戻ってきた。相変わらず人が多い。

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    継子岳へ向かう途中、四ノ池を見下ろす。

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    岩のトンネル。前回来たときに写真を撮れなかったので撮っておきました。

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    ここをくぐる。体の大きな人は・・・大丈夫か。

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    遠くには白山。今日は登山者が多いだろう。

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    継子岳が見えてきた。このルートはアップダウンが少ないので比較的楽だ。


いいペースで継子岳に着いた。ここで小休止。改めてアルマヤ天を眺めていると、どこから飛んできたのか、一羽の烏が継子岳のケルンの上に留まった。カメラを向けても逃げようとしない。更にもう一羽が飛んできて石碑の上に留まった。

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    継子岳山頂に着いた。時間は14時前。これなら何とか明るいうちに下山できるだろう。

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    標識には「チャオゴンドラ山頂駅」と書かれている。

  • 継子岳山頂に一人と二羽。静かな山はいい雰囲気だ。

    しばらくすると先ほど追い抜いたおばちゃん軍団の大きな声が聞こえてきた。そろそろ本格的に下山としよう。

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    改めて登ったアルマヤ天を眺めていると・・・。

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    一羽の烏がケルンの上に留まった。

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    更にもう一羽が石碑の上に。見送りにでも来たのだろうか。


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