ようやく視界が開けてきた。左側は山頂方向から沢が走っているが水は無い。「木無し」と呼ばれる所から森林限界らしい。しかし静かだ。誰もいない。振り返ってみると足下に日和田高原が広がっているようだ。
ここからの急登はきついが、景色がいいだけましだ。ここで先を行くオジサンに出会った。今日初めての登山者だ。聞くと、チャオ御嶽スキー場のゲレンデを登ってきたらしい。日和田道をまともに登るよりも大幅に時間短縮できるとのことだ。帰りはゲレンデから下りよう。
オジサンに別れを告げ先を急ぐ。見上げると山頂らしきものが見える。11時までに継子岳に到着できればいいのだが。
ようやく森林限界の「木無し」大きな沢が山頂から走っている。
眼下には日和田高原。もうちょっと登れば更に絶景だろう。
唯一の岩登り。足を掛けるところがないので強引にロープを伝う。
大きな石が現れた。「見晴らし岩」というそうだ。見晴らすのは帰りのお楽しみ。
谷からちょっとガスが上がってきたが一瞬のことだった。
見上げてみるとルート先に目印らしきものが立っている。あれが山頂かな?
ようやく目印に着いたが・・・山頂はまだまだ先だった。愕然。継子岳に11時に到着するのは既に無理だとわかっていたが、まぁ気にせずにマイペースで登ろう。この先にも目印が立っている。
あそこが山頂だと思っていたが・・・あれ?
山頂はもっともっと先だった!
ようやく継子岳山頂手前の標識に到着。
そういえば山頂にはケルンがあったな。あそこが継子岳。
ようやく継子岳に着いた。日和田道は結構厳しいルートだね。
三角点ゲット!
最奥の一番高いピークが剣ヶ峰。その手前がアルマヤ天だ。
何年振りだろうか。ようやく継子岳に着いた。山頂はちょっとした広場になっているが、山小屋から離れているせいかほとんど人はいない。継子岳から見て南側の最高峰が剣ヶ峰、その手前が今日目指すアルマヤ天である。
さて、休憩といきたいが、ここは省略。四ノ池、三ノ池東側のルートは上り下りがキツイので、五ノ池小屋経由としよう。現在11時20分。ここに15時までに戻ってこられるようにしよう。下りは継子岳から2時間あれば明るいうちに下山できるはずだ。