荒島岳 ~古の道と新道~
下界へ急降下
笹が刈り取られた道を下山。
十分山頂を満喫したので、そろそろ下山。予定どおり新しもやまルートで東側へと下りていく。しかし断面図を見るとかなり斜度がきつそう。越美北線のダイヤも気にしながら先へと進む。
行く手は笹原の中に続く何とも快適な道。前方に御嶽を見ながら歩いていくなんて何と贅沢なことか・・・と最初は思っていたのだけど、予想どおりの急坂だ。一旦下ってしまうと緩やかな平坦な道になるのだが、再度急坂が現れる。いやいや、これは逆に登るのは大変だ。往きを中出ルートにしてよかったとしみじみ思う。しばらくは景色を楽しみながらだんだんと笹原の中を高度を下げていく。
遠くに見えるは御嶽。この景色を眺めながら歩くなんて贅沢だ。
笹原の道ははるか向こうに続いている。
途中でナナカマドの実。
青い空に目立つ色だ。
この新しもやまルートは下山に使ったほうがいいな。晴れた日は何と言っても景色がいい。
この辺りはナナカマドが群生しているようだ。それにしてもこんなにたくさんの実を見たのは初めて。
恐らく工事中の中部縦貫道だろう。
この辺りはまだ緩やかなのだけど、一旦下りに入るとかなり傾斜がきつくなり、足元が悪いとズルズルと滑ってしまうくらいだ。下りが苦手な人は膝にかなり負担がくるかもね。
基準点ではなさそう。境界杭?
たまに出てくる滑落注意の看板。
岩場はほぼ迂回するコースだ。
兎にも角にも坂が急すぎる。ちょっと新しもやまルートを甘く見ていた。ここは岩場などのテクニカルな場所は無いけど、登るのも下るのもかなり体力や技術を要するルートだ。自分も下りだというのに途中での休憩も座り込んでしまうほど下半身にガタが来ている。
半ばフラフラで急坂をゆっくり進む。そろそろ登山口だろうか、だんだんと傾斜も緩やかになってきた。山頂⇔登山口の標識があるとゴールも近いのだろう。そして民家が見えてきた。ようやく登山口・・・と、ここでいいの?
写真ではわかりにくいけど、落ちていくような急坂を下っていく。
かなりざっくりとした展望図だ。
ひえ~まだまだ急坂は続くよ。
分岐はまっすぐ。間違えないように。
傾斜も緩やかになってきた。
そろそろ登山口。足がもうフラフラ。
え?民家の横が登山口なの?
とりあえずは下山したよ。
標識があるのでここが登山口なのだろうけど・・・民家というよりはこの地区の集会場だろうか。なにはともあれ無事に下山できてよかった。