御嶽剣ヶ峰 ~復興の山~
復興の山頂
見覚えのある剣ヶ峰直下に差し掛かる。階段の手前には2基のシェルターが設置されている。そしてその横には慰霊碑。
最後は恒例の長い石段。ここが剣ヶ峰へのルートで一番きついところ。横の灯籠は噴石が当たったのか、折れ曲がっているがしっかりと立っている。
山頂直下に新たに設置された避難用シェルター。たしかここには山荘があったはずだが。
シェルターの横には慰霊碑。
山頂への石段。ここを一気に登るのはかなりきつい。
曲がってしまった灯籠。
御嶽最高峰、剣ヶ峰に着いた。あの大規模噴火から5年。まさかこんな短期間で再度山頂に訪れることができるなんて思ってもみなかったが、確かに剣ヶ峰に立っている。
やはり辺りはガスで遠くは望めない。かろうじて眼下に一ノ池、二ノ池が見えるくらいだが、今日はこれで十分。御嶽の最高峰に再び訪れることができたただけで感慨深い。
山頂の神社も噴火による被害を受けたが、今は徐々に復興がなされている。実はその写真や動画も撮ったのだが、下山時に「工事現場の撮影は禁止」の標識を見落としていたので、これらはお蔵入り。
御嶽剣ヶ峰再び。まさかこんな早い時期に訪れることができるとは。
眼下には一ノ池。雲がなければ北ア南部が遠くに見える。
こちらは先程通ってきた二ノ池。やはり火山灰で灰色だ。
一瞬ガスが切れて一ノ池から二ノ池まで一望できた。かつて見た茶色の山肌は未だ火山灰で全体的に灰色だ。
こちらは地獄谷。この辺りから噴火したのか。
三角点はちゃんと残っている。
下山時に慰霊碑に手を合わせる。
お供物は持ち帰るようになっているので注意。
下山は登ってきたルートを引き返す。また天気のいい日に登ろう。
たくさんの人が御嶽に登っている。かつての御嶽の姿に戻るには数十年、いや、百年以上かかるかもしれない。
今はこれが御嶽の姿だ。