汾陽寺山~権現山 ~連休最後も静かな山へ~
これじゃわからなくても
尾根伝いに平坦な踏み跡を歩いていく。前回と同様に到るところで倒木があり、登ってきたルートから一変、荒れた道となっていく。ゆるいアップダウンがあり、地図やGPSで確認しながら進んでいく。そろそろ市町村境が尾根を横切るところだ。
よくよく谷側を注意してみてみると、木に赤いテープが巻かれている。そしてその先にはわずかに踏み跡も確認できる。ここが汾陽寺へと下りていくルートだ。
今回は見落とさなかったけど、あまりに緩やかな尾根道を歩いていると、うっかり通り過ぎてしまってもおかしくないかな。
まずは山頂から緩やかな尾根を歩く。
枯れて垂れ下がった枝。
台風で倒れたのかな。腐りかけている倒木が道を遮る。
到るところで倒木。でも蕎麦粒山のことを考えればまだマシ。
そろそろ市町村境に差し掛かるところなんだけど・・・。
この先に木にテープが巻かれている。GPSで確認しても確かにここが汾陽寺へと下りていくルートだ。看板も標識もないので見落とすのは仕方ないかも。汾陽寺から登るのならまだわかりやすいけどね。
この先はちょっと狭いけど明瞭な踏み跡が続いている。
伐採された木に生えたサルノコシカケ。
道は下り一辺倒。しかも普通の広い山道になっていく。なんだ、わかりにくいのは尾根へ出るところだけだったんだと思いながら、軽快に汾陽寺に向けてどんどん下る。
と、途中で道が急に狭くなった。そして枝も張り出してきた。3日前の蕎麦粒山の悪夢が蘇る。またまた薮漕ぎか・・・?
途中で古びた「汾陽寺山山頂」の標識を見つけた。しかし何かおかしい。GPSに入れてきたルートのデータと現在地を比べてみると、やはりちょっとずれている。ここは元に戻り、再度GPSで確認。結局はここら一帯踏み跡がちょっと不明瞭だったようだ。
しばらくGPSでルートを追っていくと、まだ登山道は明瞭になっていく。いや~やはりこちらのルートはあまり歩かれていないようだ。
そして途中の目印、水壺弘法の祠が現れた。小さな祠の後ろには別の踏み跡も続いている。しっかりと地図で確認しないと迷ってしまうよね。
尾根からの分岐の下りはいい道だ。これは予想外。しかしこの先はこのままきれいな道が続く訳ではなかった。
狭くなった道の先に倒木。なんか怪しいぞ。
古びた標識。この先道はどんどんひどくなる。
一旦元に戻ってGPSで確認しよう。
水壺弘法の祠まで下りてきた。踏み跡がはっきりしているところもあれば、どちらへ行けばいいかわからない箇所もある。やはりあまり歩かれていないため、荒れるところはどんどん荒れていくようだ。
「山頂へ」と書かれたこれまた古びた看板。
やはり下調べをしっかりしておかないと迷うかも。