今日は引き返し？
木村さんと山に登り始めてはや６年。その1年目に石徹白から登った銚子ヶ峰から見た景色がずーっと気になっていた。
目の前にそびえる別山。大きなザックをかついで三ノ峰から下山する登山者。我々は何とか一ノ峰が精一杯。とてもじゃないが別山なんて宿泊付きでないと行けないと思っていた。
後に聞いたのだが、たまに一緒に登るトモちゃんが別山に日帰りで登ったそうだ。ルートは福井県側の上小池というところからだ。地図を見ると、荒島岳の登山口である勝原スキー場から国道を離れ、鳩ヶ湯のもっと奥に登山口があるらしい。ここから三ノ峰経由で別山に行くことになる
実は、二年前にここから登ろうと木村さんと上小池駐車場まで行ったのはいいが、天気予報に反して天気は悪くなるばかり。これじゃダメだということで引き返した経緯もあった。
まあリベンジという訳ではないが、ここのところの長雨でなかなか山に登れない中、ようやく晴れの予報を確認してアタックすることにしたのである。あいにく木村さんは仕事で×。
やはり早立ちが原則なので、真っ暗な中を上小池駐車場に向かう。狭い山道をどんどん登っていくと駐車場に着いた。自分以外は2台。思った以上に少ない。まだ辺りは真っ暗。今日は単独なので、明るくなるまで車の中で一休み。
時間は4時半頃。東の空が明るくなってきた。御嶽田ノ原のように高度はあまりないのでさほど寒くはない。準備を整えて出発。いきなり足元がぬるぬるの道を下る。すぐに林道に合流し、登山口に向けてしばらく歩くことになる。
上小池の駐車場。電話ボックス（登山届け提出するところ）横から林道を歩く。
空が明るくなってきた。これまで雨の降らない日が無いくらい悪天候が続いている。今日は何とか晴れて欲しい。
月が出ている。久々の登山だが、今日は別山まで辿り着けるだろうか？
林道に合流。木の階段は刈込池自然研究路という散策道。
砂防ダムを見ながら登山道に向けて林道を歩く。
登山道入り口の標識。ここから三ノ峰を目指すことになるが・・・。
登山口に到着。白山平瀬道登山口と同じように太陽電池を備えたカウンターが設置されている。しかしいきなりの急登。まだ登り始めたばかりなのに息が上がる。足が前に出ない。遂に座り込んでしまう。しかし何とか山腰屋敷跡の広場に到着。久々のせいだろうか、既にバテてしまった。さて、今日はこのまま先へ向かうか、引き返すか。無理はしないのが基本である。ここは先へ進むのを選択。しかし100mほど登ったところでまた足が止まってしまった。山腰屋敷跡の広場まで戻り、この先を考える。
30分ほど休んだだろうか、多少回復してきた。どうやら久々で最初のペースが早かったのかもしれない。ゆっくりでとした足取りで先へ進むことにした。はやりきつい登りが続くが、休憩を取ったせいか、何とか調子も出てきた。
しかし登山道は森の中。景色も全く望めない。先に開けた所が見えだした。大きな桧が立っている六本桧に到着した。ようやく遠くが見え出す。ザックを降ろして小休止。
三ノ峰への登山口。カウンターが設置されている。
山腰屋敷跡の広場。ここで30分ほど体力回復のため休憩。
急登をひたすら登り、ようやく着いた六本桧。
六本桧からの眺め。ようやく眺望が開けた。
それにしてもきつい登りだった。今日は三ノ峰まで行くことができればOK。
天気は・・・どうだろう？ 何とかもってくれないか。
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